施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

地質調査技士になるには?部門ごとの受験資格や試験内容についても紹介

働く
公開日時 2022.07.21 最終更新日時 2024.04.18

この記事では地質調査技士になるための受験資格や試験内容をご紹介いたします。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「俺の夢」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

地質調査技士とは


地質調査技士は、地質調査やボーリングなどの各種計測などを行える技術者のことを指します。
地質調査技士の資格を持っていれば、以下の業務で活躍が期待できます。

・建設目的の調査業務
・地震や地滑りなどの自然災害を対象とする防災業務
・崩壊防止施設やトンネル・道路などの維持管理業務
・土壌の状況把握や対策を行う環境業務

など
地質調査技士は、2015年に国道交通省が行う技術者資格登録制度に登録されました。
資格手当が出ることも多く、今後も活躍の場が広がることが期待できます。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

地質調査技士に向いている人ってどんな人?


どのような人が地質調査技士に向いているのでしょうか。

現場仕事のため、夏の暑さや冬の寒さなどに対応する体力が必要となります。また、建設する工程において、他の業種との交流も必要な為、コミュニケーション能力は必須と言えるでしょう。

作業にはボーリングマシンを使うので、機械を触ることが好きな人にも向いているでしょう。そして何よりも、見えない場所を想像して、それを解き明かしていくこと、地図に自分が関わったものを残せる仕事がしたいという人には、魅力的な仕事といえます。

地質調査技士の試験は?


地質調査技士の資格を取得するには、地質調査技士資格検定試験に合格する必要があります。
試験は「現場調査部門」、「現場技術・管理部門」、「土壌・地下汚染部門」の3部門制です。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

地質調査技士の受験資格は?


地質調査技士の受験には、ボーリングに関する機器等の操作などの地質調査の実務経験が必要になります。

実務経験は、受験者の学歴や専攻によって異なり、必要な受験資格が設定されています。

願書に記載した実務経歴については、勤務先に証明してもらう必要があります。なお、実務経験年数は、願書の提出時点で満たしているものです。

では、地質調査技師の試験内容を部門ごとに説明します。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

現場調査部門

「現場調査部門」の試験の対象は、ボーリングマシンのオペレータなど、ボーリングに関する機器の操作を行う者となります。

受験資格には、ボーリングに必要な機器等の操作を行う実務に関して、「5年以上の実務経験」があることが必要です。

経歴は、通算して5年以上であれば受験可能ですが、宅地や盛土などの調査で取り扱う「サウンディング調査機器」、土壌地下水汚染調査で取り扱う簡易な「サンプリング調査機器」などは、経歴の対象にはなりません。

または、指定の専門学校指定学科を卒業、「地質調査技士資格認定証」を取得し、ボーリングに関する機器などの操作を含んだ「2年以上の実務経験」が必要です。

指定の専門学校指定学科卒業者は、書類審査のみで、検定試験が免除されます。ただし、「地質調査技士資格認定証」の有効期限は、発行後10年間です。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

現場技術・管理部門

「現場技術・管理部門」の試験の対象は、地質調査に必要な現場の管理業務や物理探査、土質試験や計測業務などを実施する者です。受験資格には、地質調査を目的とした調査・計測業務、現場技術管理業務に関して、学歴別の実務経験が必要になります。

1つ目は、大学もしくは高等専門学校(専攻科)、専修学校(高度専門士)を卒業し、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学などの専門課程を専攻を3年か、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学以外の理工系過程を専攻を5年、もしくはそれ以外の専攻を6年の経験が必要です。

2つ目は短期大学もしくは高等専門学校、専修学校(専門士)を卒業をし、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学などの専門課程を専攻を5年か、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学以外の理工系過程を専攻を7年、もしくはそれ以外の専攻を8年の経験が必要です。

3つ目は高等学校もしくは、その他を卒業をし8年の実務経験が必要です。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

土壌・地下水汚染部門

「土壌・地下水汚染部門」の試験の対象は、地質調査(土壌・地下水汚染調査を含む)に関する現場管理や調査・計測業務を実施する者となります。

また受験資格には、地質調査(土壌・地下水汚染調査を含む)を目的とした調査・計測業務、現場技術管理業務に関して、学歴別の実務経験があることが必要です。

1つ目は大学・高等専門学校(専攻科)もしくは専修学校(高度専門士)を卒業をし、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学、化学等環境などの専門課程を専攻を3年か、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学、化学等環境以外の理工系過程を専攻を5年、もしくはそれ以外の専攻を6年の経験が必要です。

2つ目は短期大学・高等専門学校もしくは専修学校(専門士)を卒業をし、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学、化学等環境などの専門課程を専攻を5年か、土木工学や建築学、鉱山学、地質工学、化学等環境以外の理工系過程を専攻を7年、もしくはそれ以外の専攻を8年の経験が必要です。

3つ目は高等学校もしくは、その他を卒業し8年の実務経験が必要です。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

地質調査技士の試験内容は?


地質調査技士の試験内容はどのようなものでしょうか。筆記試験はマークシートを使った四肢択一式問題で、部門によって論述式の問題や口頭試験があります。

全地連のホームページでは、参考図書が記載されています。また、各地区協会では検定試験の事前講習会が開催されており、過去の出題内容や傾向などを知ることができます。

各部門の、それぞれの詳しい試験内容についてまとめていきます。

現場調査部門

現場調査部門の試験は、マークシートの四肢択一式問題と記述式問題の筆記試験と口頭試験からなります。

●マークシートの四肢択一式問題
・必須問題が約60問
・選択問題が約20問(土質分野と岩盤分野のいずれかを選択)の合計80問

【出題範囲】
・社会一般、建設行政、入札・契約制度の知識など
・地質、測量、土木・建築一般の知識など
・現場・専門技術の知識
・調査技術の理解度
・管理技法

●記述式問題(1問または2問)
ボーリング作業、工程・安全・品質の管理などについて、箇条書きや短い文章などの記述式です。

口頭試験は、地質調査で必要なボーリングに関する知識、経験等を中心に試問されます。試問内容は、「主な調査対象」と受験願書で選択した「土質」と「岩盤」を参考に出題されます。

ここで注意したいのが、口頭試験は受験願書に記載した実務経歴を参照し、経験や実務の技能的なものを試問すると同時に、地質調査技士に適した人物か否かを態度などを観察し採点されるということです。

どんなに技術や知識、実務経験があっても、試験官に「ふさわしくない」と判断されてしまうと、合格できない可能性があります。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

現場技術・管理部門

「現場技術・管理部門」の試験は、筆記試験のみ行われます。試験は、マークシートの四肢択一式問題と記述式問題が出題されます。

●マークシートの四肢択一式問題100問

【出題範囲】
・社会一般、建設行政、入札・契約制度の知識など
・地質、測量、土木・建築一般の知識など
・現場・専門技術の知識
・調査技術の理解度
・解析手法、設計・施工への適用
・管理技法

●記述式問題(論述式)2問
・倫理綱領に関する問題から1問
・地質調査技術等に関する問題から1問(下記より選択)
地質調査全般(土質、岩盤)、土質試験・岩石試験の技術、物理探査・検層専門の技術

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

土壌・地下水汚染部門

土壌・地下水汚染部門の試験も、筆記試験のみです。筆記試験は、マークシート式の四肢択一式問題と記述式問題です。

●四肢選択式問題(マークシート)100問

【出題範囲】
・社会一般、建設行政、入札・契約制度の知識など
・地質、測量、土木・建築一般の知識など
・現場・専門技術の知識
・調査技術の理解度
・管理技法

●記述式問題(論述式)
・倫理綱領に関する問題から1問
・土壌や地下水汚染調査の計画や現場技術など修復技術に関する問題から1問(3問のうち1問を選択)

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

地質調査技士の受験について

地質調査技士の受験について


地質調査技士の試験は、いつどこで実施されるのかを疑問を持ったり、長い実務経験が必要なことから、働きながら受験する人が多いのが現状です。

受験申請書類には、学歴を証明する卒業証明書等、準備に時間が必要なものもあります。不備があって間に合わないということにならないように、しっかりと事前に確認し、確実に合格を手にするために、ここでは合格後の手続きも含めて紹介していきます。

試験の日程

地質調査技士の試験は、年1回、7月の第2土曜日に実施されます。

スケジュールに関しては、両部門とも筆記試験が午前9時30分で口頭試験が午後13時30分に分かれているのが基本です。昼食などについて、試験会場周辺のことも予め確認しておくとよいでしょう。

また、試験は5時間と長丁場となります。暑い時期の実施になりますので、体調管理にも注意が必要です。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

受験料

地質調査技士の受験料は、16,500円(税込)です。願書を提出した各地区の、地質調査業協会が指定する口座へ振込みます。(振込手数料は受験者側の負担)

受験料は、受験資格のない場合を除き返金されませんので、仕事をしながら受験する方は、予定等をしっかりと確認して申し込む必要があります。

また、合格後に地質調査技士になるには、登録料13,000円(税込)が必要です

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

願書受付の期間

願書の受付開始・詳細案内がされるのは4月上旬です。願書受付は、5月上旬までの1か月間となります。願書は、全地連のホームページから各自ダウンロードします。なお、各地区の地質調査業協会に問い合わせのうえ、願書の郵送を希望することも可能です。

受験願書の提出先は、希望する受験地の各地区の地質調査業協会となります。受験の申請に必要な書類は、下記となります。願書の様式は、部門により異なります。

●「現場調査部門」
① 受験願書
② 受験写真票
③ 健康保険証写し
④ 地質調査技士資格認定書の写し(専門学校指定学科卒業者のみ)
⑤ 受講修了証(全地連指定の講習会受講者のみ)

●「現場技術・管理部門」「土壌・地下水汚染部門」
① 受験願書
② 受験写真票
③ 健康保険証写し
④ 卒業証明書(実務経験の年数が8年未満の者)
⑤ 受講修了証(全地連指定の講習会受講者のみ)

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

受験できる場所

試験会場は、全国10か所から選択します。住んでいる都道府県別の試験会場の目安が下記となりますが、仕事の都合などで他の試験会場を選ぶことも可能です。ただし、願書提出後の試験会場の変更はできません。

・札 幌 (北海道地区一円)
・仙 台 (東北地区一円)
・新 潟 (新潟、富山、石川の各県)
・東 京 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、(静岡県))
・名古屋 (岐阜、愛知、三重、静岡の各県)
・大 阪 (福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の各府県)
・広 島 (中国地区一円)
・高 松 (四国地区一円)
・福 岡 (九州地区一円)
・沖 縄

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

合格発表の日程

合格発表は、9月上旬~中旬頃です。全地連のホームページに合格者の受験番号が掲載されます。また、合格者には「地質調査技士資格検定試験合格証」と「資格登録申請書類」が郵送されます。

検定試験に合格後、全地連が管理する地質調査技士登録簿に登録することで、地質調査技士となります。

登録手続き方法は、
・申請書
・住民票
・登録手数料 (13,000円)

以上の3点を添えて各地区協会へ提出します。登録が完了次第、地質調査技士登録証が交付されます。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

5年ごとに更新を行う


地質調査技士は5年ごとに更新が必要です。

更新には登録更新講習会を受講するか、継続教育記録CPDを報告します。
CPDは1部門の場合125単位以上、2部門で175単位以上取得している必要があります。

地質調査技士の年収や将来性は?


地質調査技士の年収は、一般的に約400万円~800万円と言われています。経験やスキル、勤務先などによって大きく差がありますが、比較的待遇は良いと言えるでしょう。

2015年、国土交通省による技術者資格登録制度により、資格手当や資格を取得するためのバックアップがある会社も多いようです。

また、この業界の平均年齢は50歳以上で、若い人が少ないのが現状です。今後も公共工事も含めなくなることのない仕事であることから、技術・資格を身につければ業界で長く活躍できるでしょう。

出典:一般社団法人全国地質調査業協会連合会ホームページ

広く活躍できる資格


地質調査技士は、調査業務や防災業務、維持管理業務、資源業務など多岐にわたって活躍が期待できる資格です。
将来性も期待できるといわれており、資格手当なども出やすいとされています。
また「俺の夢」では地質調査技士が必要とされる建設現場の求人などが掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「俺の夢」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

関連記事:
施工管理技術者も知っておきたい建設関連の資格:ジャッキ式つり上げ機械運転者
施工管理技術者も知っておきたい建設関連の資格:排水管清掃作業監督者とは
施工管理技術者も知っておきたい建設関連の資格:統括管理者とは


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら